「レザークラフト始めたいけど何から作ればいい?」
「難しそう…レザークラフトで簡単なものある?」
こんな疑問を解決します。
レザークラフトを始めようと思っても、型紙だのなんだの準備がめんどくさい……と思っている方でも大丈夫。
初心者のためにポケットティッシュカバーの作り方を徹底的に解説します。
この記事を見ながら作業を進めてみればできる……はず!!
それでは、いってみよー!!
型紙を作る
レザークラフトを始めるときにまず作るのが型紙です。
型紙とは革を裁断する際の型となるものです。
これを作っておくと、もう一度同じものを作りたいと思ったときにすぐに革の裁断から取り掛かることができます。
型紙がしっかりしていないと、作品の出来栄えに影響してきますので、丁寧に作るように心がけましょう。
A4用紙×1枚
厚紙×1枚
直角定規(スコヤ)
丸キリ(レザークラフト用もありますが、なんでもよいです)
受け皿5号(直径12、13㎝程度の丸いもの)
A4用紙で型紙を作成
まずは真っ白なA4用紙を用意しましょう。
横21.5cm×縦15cmの長方形を書きます。
直角をとるのが難しい場合、直角定規があると便利でしょう。
次に上の端から3cm図って印をつけておきます。
下の端も同様に3cm図って印をつけておきます。
次に縦の真ん中となる上(もしくは下)から7.5cmのラインに点線を引いておきます。
その点線の左右の端から2cm程度のところに印をつけておきます。
少し大きめ丸いものを使って、上下の端から3cmのところから点線の2cmが頂点にくるように丸い半円を書きます。
今回は、植木鉢の受け皿5号を使いました。
このようになります。
できたらハサミで切っていきましょう。
わかりやすいように裏返しにしました。
今度は上下の端から1cmのところに線を引きます。
次に左右の端から1cmのところにも線を引いていきます。
先程引いた上下の端の線と交差するところだけで良いです。
ここまでできましたか?
次は横の中心に線を引きます。
21.5cmの半分なので10.75cmになります。
普通の定規では細かく表示されていないので、10.7cmと10.8cmの間に点を打ってつなげましょう。
次に、線が交差しているところにキリで穴をあけていきます。
全部で6か所です。
こんな感じです。
A4用紙の下に傷ついてもいい下敷きを敷いておくことを忘れずに!!
(写真では下敷き忘れてます……)
これでA4用紙はOKです。
次に厚紙にトレースしていきます。
厚紙で型紙を作る
厚紙は100円均一で購入することができます。
私はよくこれを使っています。
先程のA4用紙を厚紙の上にのせて黒いボールペンで形をとっていきます。
A4用紙が薄いので動きやすいです。
しっかり押さえ、文鎮があればのせて、動かないようにしてゆっくりA4用紙にあわせてペンを動かして厚紙に形を映していきます。
できたらハサミで切りましょう。
最後に6か所の穴を忘れずに開けておきましょう。
厚紙の上にA4の型紙を載せて、線が交差している6か所をキリで穴をあけます。
厚紙の下に傷ついてもいい下敷きを敷いておくことを忘れずに!!
これで型紙完成です。
裁断
次に革を裁断していきます。
今回用意した革は端切れで250円でした。
厚さは1.2㎜程。
大きさは30㎝×15㎝程度あれば大丈夫です。
革の裁断には革包丁を使用しますが、初めはOLFA社の「別たち」がおススメです。刃を交換することで切れ味が回復しますし、何よりも安いです。
革包丁は研ぐのが面倒です。
まずは革の上に厚紙を置いて、動かないように押さえます。錘などがあれば活用しましょう。
丸キリで型紙に添って線を引いていきます。
刃が垂直に当たるように注意してください。
カーブのところは少し難しいですがゆっくり裁断していきましょう。
6か所穴をあける部分にもキリで印をつけておくことを忘れずに!
コバ磨き
コバとは、革の断面です。
コバ磨き専用の磨き剤とスリッカーというコバ磨きの道具を使って磨くことで仕上がりがきれいになります。
革の断面が木目のようになります。
こちらが磨く前
次に磨いた後です。
写真では非常にわかりずらいと思いますが、仕上がりには大きく関係してきます。
もしお手持ちの革製品があれば革の断面を見てみてください。
使う道具は…
トコフィニッシュ
綿棒
スリッカー(やすりで磨いた木材でも代用可)
です。
トコフィニッシュを綿棒に薄くつけて、断面に塗っていきます。
トコフィニッシュが乾かないうちにスリッカーでこするという簡単な作業です。
トコフィニッシュが革の表面についてしまうと汚れてしまうので、皮の表面にトコフィニッシュが付着した場合はすぐに拭き取りましょう。
これでコバ磨きは完了です。
穴あけ
キリで6か所印をつけたところに穴をあけていきます。
穴をあける道具ですが、レザーポンチというものを使用しています。
ハンマーで打って穴をあけるタイプのもありますが音が大きいので握って穴をあけるタイプがおススメです。
今回は3.5㎜の穴を開けていきます。
印をつけたところがポンチの中央に来るようにセットし、強く握ります。
1度できれいに穴が開かない場合は、革の下に紙を挟んで穴あけすると良いです。
6か所穴を開けたらOKです。
ジャンパードットのとりつけ
最後にジャンパードット(ジャンパーホック)を取り付けていきます。
必要な道具はこちら。
木槌
ジャンパードット(大)
打台
ジャンパードット打ち(大)
になります。
ジャンパードットは4つパーツがあり、各々に名前があります。
クラフト社の製品はこのように呼ばれています。
似ているものもあるので注意してください。
アタマとバネ
まず、革を半分に折り穴の位置合わせます。
次にアタマを穴の下から入れます。
バネを上からかぶせます。(向きに注意!!)
アタマの下に打台を置きます。
打台のくぼみがあるほうが上です。
打台のくぼみにアタマがぴったりはまります。
ジャンパードット打ちを真上から当てて木槌で叩きます。
最初は弱い力で、だんだん強く。8回くらい。
こんな感じで仕上がります。
革を2枚通っている穴がもう一つあるので同じようにします。
ここまでOKでしょうか?
ここまで来たらあと、もう少し!!
次はホソとゲンコをつけていきます。
ホソとゲンコ
革の向きに注意してください。
ホソを通します。
上からバネを被せます。
向きに注意してください。
打ち込んでいくために、打台をセットしますが打台の向きがさっきとは逆になります。
くぼみの無いほうを上にしてください。
ジャンパードット打ちを当てて木槌で打っていきます。
打ち方は先ほどと同じ。
最初は弱く、だんだん強く。(やっぱり8回くらい)。
もう1か所も同様にしましょう。
そして……ついに……
完成ですーー!!
いかがですか?
実際にポケットティッシュを入れてみましょう。
きれいに入ります!
ジャンパードットを閉めてみましょう。
んーナイス!!
ティッシュを出してみると……
わお‼エクセレント‼アメージング‼
無駄にティシュを出したくなること間違いなしです!
人からの注目も間違いなし。
例えば……
デート中
ベンチに座るときに、ベンチが汚れている……
「ちょっと待って」
すかさずポケットティッシュを取り出すあなた……
「なんて気の利く人なんだ……しかもティッシュケースがおしゃれ……」
そして、こう言われるでしょう。
「おしゃれなティッシュケースですね……」
ここまでくれば、あとはゴールに向かってシュートを放つだけ。
「本当ですか?嬉しいなあ。実は、これ自分で作ったんです。」
「ええーすごーい私も欲しいー」
信じるか信じないかは…あなた次第。
まとめ
今回は、初めてレザークラフトをする方のためにポケットティッシュカバーの作り方を解説しました。
細かい道具が必要ですが、道具があれば何回も作れますし、プレゼントもできます。
また自分で作った革製品には愛着も湧きます。
是非、挑戦してみくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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