「そろそろお金の勉強しないとなあ。何からしたらいいんだろう。」
「お金の勉強って難しそう。」
こんな疑問を解決します。
30代になると、子供の教育や老後の生活費、住宅ローンなど、様々な経済的な責任を背負うことになります。
さらに、親の介護や経済的な支援についても心配するようになるかもしれません。
そのため、お金の勉強の必要性を感じる機会が増えてきます。
しかし、お金の勉強と言っても何から始めて良いのか、どのような知識を身につけるべきなのかは難しい問題です。
そこで今回は、30代からお金の勉強するにはどのような項目があるのかを徹底的に解説していきます。
今回の記事を最後まで読んでいただけると、お金の知識はもちろん。どのように増やしていけばいいのかがわかり、これからの資金計画を考えることができるようになります。
結論から申しますと、
- 保険の選び方を理解し、必要な保険と不必要な保険を判断する能力を習得することが重要です。
- 住宅ローンについて理解し、持ち家と賃貸のどちらが自分に適しているかを考えることが重要です。
- 税金についての知識を持つこと、特に住民税を理解することは必要です。
- 子供の育成に必要な費用を理解し、養育費と教育費の適切な理解と計画を立てることが重要です。
- 節約術を学び、生活費の管理と投資への資金確保を実践することが重要です。
- 老後の資金計画を立て、老後2000万円問題について理解することが重要です。
- これらの知識を身につけ、より安定した財務状態を築くことが目標です。
この記事がオススメな人
- お金の管理に自信がない人
- 30代で資産形成を始めたい人
- 資金計画を立てたい人
- 投資や保険について学びたい人
- 税金や住宅ローンについて理解したい人
それでは、これから詳しく30代から始めるお金の勉強について解説していきましょう。
これらの知識を身につけることで、自分自身の資産を増やし、将来に向けた安心感を得ることができます。
具体的な手法や理論を理解し、自分のライフスタイルに合った適切な金融戦略を立てることが、一生の豊かさを築く鍵となります。
では、一緒に学んでいきましょう。
30代から始めるべきお金の基礎知識
30代から始めるべき「お金の基礎知識」とは、「自分の生活を支えるための基本的な経済知識」のことです。
これには、収入と支出のバランスを理解し、必要な支出を計画し、将来的な目標に向けて貯蓄と投資を行うことが含まれます。
なぜこれが重要なのでしょうか?
それは、30代になると、我々は生活の質を維持しつつ、同時に将来の安定した生活を確保するための計画を立てる必要性に直面します。
たとえば、子供の教育費、老後の生活費、親の介護費用など、これらの経済的責任を背負うことになるかもしれません。
これらの目標を達成するためには、お金の基礎知識が必要となります。
具体例を挙げましょう。
たとえば、あなたが子供の大学教育費を計画しているとします。
この費用をどのように賄うかを計画するには、まず収入と支出のバランスを理解し、可能な範囲で貯蓄を増やす方法を考える必要があります。
さらに、投資を通じて資金を増やす可能性もあるため、基本的な投資知識も必要です。
結論として、30代から始めるべき「お金の基礎知識」は、我々が生活の質を維持し、将来の目標に向けて資金計画を立てるための重要なツールです。
これは、経済的な安定と幸せな生活を実現するための第一歩と言えるでしょう。
30代のための資産形成の始め方
資産形成とは、あなたが将来の生活を安定させるために必要な資金を増やすことです。
30代であれば、まだ時間があるため、資産形成を始める絶好の時期と言えます。
資産形成の理由は、生活の質を向上させ、老後の生活を安心して送ることができるようにするためです。
また、突然の出費や予期せぬ事態に備えて、常に一定の資金を確保しておくことが重要です。
具体例としては、まずは貯蓄から始めましょう。
毎月の収入から一定の金額を貯蓄に回すことで、自然と資産が形成されていきます。
また、余裕があれば投資も考えてみましょう。
株や投資信託など、初めての方でも始めやすい投資方法があります。
しかし、投資にはリスクが伴います。
そのため、投資を始める前にはしっかりと知識を身につけることが大切です。
また、投資は長期的な視点で行い、焦らずコツコツと資産を増やしていくことが大切です。
結論として、30代から始める「資産形成の始め方」は、まずは貯蓄から始め、次に投資にチャレンジするというステップを踏むことがオススメです。
これにより、あなたの生活の質を向上させ、未来に向けて安心して計画を立てることができるでしょう。
投資
30代で投資を始めるのは遅くありません。
理由は、投資は長期的な視野で行うものであり、時間とともに利益が複利で増えるからです。
具体的な例として、一般的に株や投資信託などの投資は、短期間で大きな利益を得ることは難しいですが、長期的に見れば平均的な収益率はプラスになると言われています。
ですから、30代から始めても40年、50年後の老後に向けた資産形成には十分間に合います。
また、投資を始めるには、まずは自分の投資目的を明確にし、それに基づいた投資戦略を立てることが大切です。
そして、投資のリスクを理解し、自分が許容できる範囲のリスクで投資を行うことが重要です。
結論として、30代から学ぶ「投資の基礎」は、将来の資産形成に向けて非常に重要なステップです。
投資は怖いものではなく、正しい知識と戦略を持つことで、安心して取り組むことができます。
投資に関しては、過去の記事で詳しく解説していますので興味のある方は是非こちらの記事もご覧ください。
【確実!】30代男性向け、お金の不安を解消するポイント5選!! – sabukurocha blog (zenshinhibi.com)
保険の必要性と選び方
あなたが今加入している保険は本当に必要ですか?
実は、無駄な保険に加入している場合があるのです。
結論から申しますと…
- 世帯持ちであれば、掛け捨ての生命保険
- 火災保険
- 自動車保険
これ以外の保険は見直しが必要です。
例えば……
- 貯蓄型の保険
- 医療保険、がん保険
- 個人年金保険
- ドル建て終身保険
- 養老保険
- 学資保険
- 所得補償保険
詳しく解説していきます。
保険の目的を理解しよう
貯蓄型保険、個人年金保険、ドル建て終身保険等。これは、投資にかかわる保険ですが、お金を増やすのであれば自分で投資を行いましょう。
保険会社を介して投資信託をしているようなものなので手数料が高いのです。投資信託するのであれば自分で行いましょう。
証券口座の開設、適切なファンド選び等、自信で勉強することでより高い利回りでお金を増やすことが可能です。
高額療養費制度
医療保険、がんほけん等。
必要な保険として疑い難い保険ですが、本当に要るのかと言われると怪しいです。
まず日本は公的保険制度が充実しており民間の保険を使わなくても先進的な医療などではない限り医療を受けることが可能です。
高額療養費制度とは、保険者が負担する医療費の上限を設け、その上限以上の自己負担分を保険者が補填する制度です。
これにより、一定の金額以上の医療費が発生した場合でも、患者の自己負担額を軽減することができます。
患者が負担する額は所得により変動しますが多くても10万円程度です。
例えば、毎月1500円掛け捨てがん保険、がんと診断されたら100万円支払われるとします。
さらに30歳から保険に加入し60歳でがんと診断されたとします。
その際、治療費に200万円かかったとしても支払う額は多くても10万円です。
ちなみに……
毎月1500円を利回り8%で30年間投資した場合の結果は、約3,789,674円になります。
だとすると、200万円程度は非常事態のときのために用意しておいて、あとは投資信託を自分で行っていれば治療費や生活費は賄うことができるのです。
「やっぱり不安だ…」
と思う方もいると思いますが、病気になったときにいくら支払う必要があるのかを知っておくことと、自分で投資できる知識があれば必要な保険、不必要な保険の判断ができるようになると思います。
もしものために…
保険とは、もしものために備えておくものだと思います。
もしも急にこの世を去ることになったら……
もし火災に巻き込まれたら……
もし自動車運転中に加害者になってしまったら……
こんな時に保証してくれるのが、
- 世帯持ちであれば、掛け捨ての生命保険
- 火災保険
- 自動車保険
になります。
これらの保険は加入が義務付けられていますが、もしものために必要な保険とも言えます。
「住宅ローン」を把握する
住宅ローンは一生のうちで最も大きな借入金となる場合が多いため、しっかりと理解し、適切な計画を立てることが重要です。
住宅ローンは借金
「家は資産だ」という方もいらっしゃると思いますが、家に関しては難しいところです。
本当の意味で資産と言えるには次の二つのうちどちらかが当てはまる必要があると言われています。
それは…
資産とは、
- 買ったときよりも高く売れる
- 収入がプラスになる
この二つになります。
日本では家は買った時点が一番高い状態で、そこから年数を重ねるごとに安くなっていきます。
つまり、①にも②にも当てはまらないのです。
とはいえ、マイホームが夢という方も多いでしょう。
本当に必要か、自分の人生が豊かになるか、といった視点で考えてみましょう。
ちなみに住宅ローン破綻率は全体の約2%。
50人に1人は住宅ローン返済が困難になっているという事実もあります。
「私は大丈夫」
と根拠なしに思うのではなく、無理のない返済計画を立てましょう。
持ち家か賃貸か
よく話題になるテーマですが、「持ち家か賃貸か」どちらが良いかという点です。
結論から申しますと人によるといった答えになってしまいます。
持ち家が良いのか、賃貸が良いのかを計算して出すには…
費用の種類 | 持ち家 | 賃貸 |
---|---|---|
住宅ローンの返済額 | 〇 | |
税金 | 〇 | 〇 |
登記費用 | 〇 | |
住宅ローンの諸費用 | 〇 | |
火災保険 | 〇 | 〇 |
固定資産税 | 〇 | |
修繕費 | 〇 | |
家賃 | 〇 | |
更新料 | 〇 | |
引っ越し代 | 〇 |
このような金額を算出して比較する必要があります。
それに加え、持ち家だと生活拠点を変えることができないというデメリットもあります。
賃貸か持ち家かを考えるときには、金額だけでなく、ライフスタイルにあっているかもよく考えることが必要です。
税金の知識
税金についての知識は、30代からしっかりと理解しておくべきです。
なぜなら、税金は私たちの生活と密接に関わり、所得税、消費税、固定資産税など様々な形で我々に影響を与えるからです。
中でも住民税について。
住民税について
住民税とは、市町村と都道府県が課税する地方税の一つです。
課税対象は、その自治体に住んでいる個人や企業で、税額は各自治体が決める条例によります。
住民税は、地方自治体の財源となり、教育、福祉、防災などの地域の公共サービスの維持に使われます。
住民税は、ふるさと納税を活用することにより有効に節約することが可能です。
ふるさと納税については過去の記事で詳しく解説していますので興味のある方は是非ご覧下さい。
ふるさと納税で節約しよう!その利用の仕方や仕組みを徹底解説! – sabukurocha blog (zenshinhibi.com)
子供にかかる費用について、30代の親が知っておくべきこと
子供一人育てるのに3,000万円かかるといったニュースや記事を見たことありませんか?
「3,000万円なんて無理だよ。」
こんな風に思う方もいらっしゃるかもしれません。
数字だけ見ると大きな数字ですが、これは0歳から22歳までにかかる費用です。
その内訳を見てみると、
「ああ、そういうことか」
と納得できることもあります。
詳しく見ていきましょう。
養育費と教育費
子供を育てる費用に関しては養育費と教育費に分けられます。
養育費とは
養育費とは、子供の日常生活に必要な経費のことを指します。これには、食費、医療費、衣類費、交通費などが含まれます。
年齢段階 | 年間費用 (万円) | 月間費用 (万円) |
---|---|---|
未就園児(0-2歳) | 63 | 約5.25 |
保育所、幼稚園児(3~6歳未満) | 93 | 約7.75 |
小学生~大学生(7~22歳) | 53~73 | 約4.42~6.08 |
合計(0-22歳まで) | 約2000 |
教育費とは
教育費とは、子供の教育に関わる経費のことを指します。これには、学費、教材費、塾や習い事の費用、進学にかかる費用などが含まれます。
教育形態 | 合計コスト | 年間コスト | 月間コスト |
---|---|---|---|
全て公立 | 700万円 | 30-50万円/年 | 2.5-4.2万円/月 |
全て私立 | 2,000万円 | 100-150万円/年 | 8.3-12.5万円/月 |
各種アンケートや平均値なので、この値よりも多かったり少なかったりあると思います。
子供を育てる費用に関する考え方
子供を育てるための費用は大きな負担となる可能性があるため、以下の点に注意することが重要です。
- 早期からの財務計画:子供を育てるための費用は大きいため、早くからしっかりとした財務計画を立てておくことが重要です。
- 教育費の選択:全て公立か全て私立かで教育費は大きく変わります。自分の経済状況を考慮しながら、子供の将来を見据えた教育プランを立ててください。
- 予期せぬ出費への備え:医療費や教育費など、予期せぬ出費が発生する可能性もあるため、緊急時の資金の準備も必要です。
- 長期的な視点:子供の育成は長期的な投資です。短期的な負担に目を奪われず、長期的な視点で計画を立てることが大切です。
これらの注意点を踏まえ、自分の財政状況をより良く管理し、子供の将来を確実にするための計画を立てていくことが必要です。
30代からでも始められる節約術
「節約術」を学び、日々の生活で実践することは、30代からでも始められます。
結論から言うと、節約は生活費を抑えるだけでなく、貯蓄や投資への資金を確保するためにも大切です。
理由は、生活費を抑えることで、収入と支出のバランスを整え、財政的な安定を図ることができます。
また、節約を通じて得た余裕のある資金を投資に回すことで、資産形成につながります。
具体的な節約術としては、以下のようなものがあります。
まず、食費の節約です。
食材のまとめ買いや自炊をすることで、外食に比べて食費を抑えることができます。
次に、光熱費の節約です。
無駄な電気の使用を控えたり、節水を心掛けることで、毎月の光熱費を下げることが可能です。最後に、交通費の節約です。
適度な運動となるウォーキングや自転車を活用したり、オフピーク時の電車を利用したりすることで、交通費を節約することができます。
結論として、30代から始める「節約術」は、生活費を抑え、財政的な安定を図ること、そして余裕資金を投資に回し、資産形成を目指すための重要なステップです。
老後資金計画
「老後資金計画」のステップについて詳しく説明します。
結論から言うと、30代から始める「老後資金計画」は、将来の安心した生活を送るために重要な事項です。
理由は、我々は退職後も年齢に関係なく生活費を必要としますが、そのための準備を早めに始めることで、将来の不安を減らすことができるからです。
具体例を挙げると、まず自分が老後にどのような生活を送りたいのかを明確にし、そのために必要な資金を計算します。
次に、その資金をどのように準備するのか考えます。
これには、貯蓄、投資、年金などが含まれます。また、予期せぬ出費に備えて、緊急資金も考慮に入れることが重要です。
結論として、30代から始める「老後資金計画」は、将来の自分自身のため、そして家族のために、早めに計画を立てることが非常に重要です。
これにより、安心して老後を迎えることができるでしょう。
老後2000万円問題について
「老後の2000万円も必要なんでしょ?」
そう思ってる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと老後2000万円問題はなくなりました。
そもそも、老後2000万円問題とは……
老後2000万円問題とは、金融庁が発表した「老後資金」に関する報告書から生まれた問題で、平均的な夫婦が65歳以降に必要とする資金として約2000万円が必要とされるという話題です。
この報告は、多くの議論を呼び、老後の生活設計や貯蓄・投資についての意識を高めるきっかけとなりました。
老後2000万円問題の背景
2017年、政府が算出した夫65歳以上、妻60歳以上の仕事をしていない世帯平均においては、
- 収入が20万9198円
- 支出が26万3718円
これでは、毎月約5.5万円の赤字となります。
95歳まで生きるとして…
5.5万円×12か月×30年=約2000万円
という内訳です。
しかし、2018年には収入と支出の差は1500万円
2019年には約1200万円
2020年には約55万円まで赤字は縮小しています。
老後2000万円問題は、将来的に生活費と収入の差を補うために必要な金額を示しています。
これを考える際には、まず自身の収入と支出、そして想定される寿命を明確に把握する必要がありますが、何年生きるかなんて結局のところ誰にもわかりません。
できるのは収入と支出を把握することです。
また、将来的な収入増加や支出減少の可能性、予期せぬ出費や病気などのリスクも考慮に入れるべきです。
そして、自分のライフスタイルや価値観に合った、無理のない節約・貯蓄・投資の計画を立てることが大切です。
まとめ
本記事では、30代から始めるお金の勉強について詳しく解説しました。
まず、保険の選び方について説明し、必要な保険と不必要な保険の判断方法を示しました。
次に、住宅ローンについての理解と、持ち家と賃貸の選択について説明しました。
さらに、税金についての知識、特に住民税の理解を強調しました。
子供の育成費用についても詳しく説明し、養育費と教育費の適切な理解と計画の重要性を強調しました。
また、節約術として、生活費のコントロールと投資への資金確保の重要性を示しました。
最後に、老後資金計画についての重要性と、老後2000万円問題の現状を解説しました。
これらの知識を身につけることで、より安定した財務状態を築くことができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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