
この歳になって人付き合いが嫌いになったよ……

人間関係って難しいな……
30代になって、こんな悩みはありませんか?
30代は人間関係の構築について改めて向き合う大事な時期です。
その理由として……
- 成熟度の向上: 30代になると、人生の経験が豊富になります。これにより、他人との関係が自己成長や幸福感に大きな影響を与えることに気づきます。
- 家族や友人との絆: 多くの人が30代で家庭を持ち、結婚や子育てに取り組むことがあります。この時期になると、家族や友人との関係がより深まり、支え合いの重要性を実感します。
- 職場や社会での経験: 30代はキャリアの中でも重要な時期です。仕事や社会での経験を通じて、チームワークやコミュニケーションの重要性を理解する機会が増えます。
などと言われています。
30代で良い人間関係を構築できるかどうかは、その先の人生を大きく左右します。
実際に「30代で出会った人が自分の人生を大きく変えてくれた」という人が多いのも事実です。
とはいえ、人の悩みの8割は人間関係とも言われており、良い人間関係を作りたいもののどうすればよいのかわからない人も多いと思います。
そこで今回は、人間関係を作るコツ5選を紹介していきます。
- 気持ちをオープンにして話す
- 笑顔で気さくにを意識する
- 会えて嬉しいと思われる人になる
- 自分の考えを押し付けない
- 相手を尊重する気持ちを大切にする
この記事を読んですぐに実践できる内容ですので是非最後までご覧ください。
人間関係にに類似した言葉に”人脈”があります。
人脈についての記事に関して、興味ある方は是非こちらをご覧ください。
人間関係をつくるにはあなたが行動を変えること

はじめに、あなた自身が人に与える影響を考えていかなければ良い人間関係は作れません。
20代の頃であれば、「まだ20代だから…」と、周りがフォローしたり、周りがあなたに譲るような姿勢を示してくれたかもしれません。
いわば成長過程であるという前提を周りが持ってくれていたということです。
しかし、30代はそうはいきません。

気持ちはだけは青年だよ!
いくら自分では若者と思っていても、周囲の人は30代になったあなたを「ある程度成熟した人」という目で見てきます。
簡単に言うならば「もう30代なんだから」という目線です。
30代になれば、この影響力についてあなた自身が考えて行動することが必要になるのです。

今回は30代の人間関係作りのコツ5選をご紹介します。
このコツは年齢男女問わず有効なコツになっております。
お時間をいただける方はぜひ最後までご覧ください。
より良い人間関係づくりのコツ
繰り返しになりますが……
より良い人間関係づくりのコツは……
- 気持ちをオープンにして話す
- 笑顔で気さくにを意識する
- 会えて嬉しいと思われる人になる
- 自分の考えを押し付けない
- 相手を尊重する気持ちを大切にする

まあ、普通のことだよな。
と思われる内容かもしれません。
しかし、「普通のことか……」と感じた人は特に要注意です。
実は年齢を重ねるごとにこの”普通”を人は見失ってしまいがちです。
この5つのコツについて、一つずつご説明していきます。
気持ちをオープンにして話す

良い人間関係を作るには、気持ちをオープンにして話すことが重要と言われています。
オープンにすることで「私はあなたとコミュニケーションが取りたいと思っています」というメッセージを送ることが出来るからです。
ある程度年齢を重ねると、人は恥ずかしい気持ちや傷つきたくないという気持ちが強くなり、自らをオープンにすることを避けてしまいます。

たしかに……
この結果、自分自身をうまく表現することが出来ずに、せっかくの出会いを棒にふってしまうことが多くなってしまうのです。

小学生の頃は何気ないことでクラスメイトに話かけて仲良くなっていたなあ……
しかし、年齢を重ねていくと、「話しかけたら〇〇と思われるのではないか…」と不安がよぎるようになります。
実は大人になって年齢を重ねていくと、このような思いはさらに強くなっていきます。

大人になると、仕事の中で出会う人ばかりになります。
「仕事を通じて会話する」という前提があるため、新たな関係性を築くことに苦労しない状況が生まれています。
そのため自分の気持ちをオープンにする必要性が減少することがあります。
気が付かぬうちに人との関わり方を忘れてしまうこともあります。
だからこそ、まずは自分自身の気持ちをオープンにして関わるという意識を持つことが大切になるのです。
”笑顔で気さくに”を意識する

笑顔で気さくに接することで、相手の警戒感を軽減することができます。
警戒感が軽くなると、相手もあなたに話しやすくなり、打ち解けた会話がしやすくなります。
大事なのは、「相手はあなたとのコミュニケーションに不安感を持っている」という前提を持つことです。
一部の人を除き、大半の人が初対面の人はもちろんのこと、深く知り合っていない人との会話では不安感を持って警戒しています。
これは大人になればなるほど強くなります。
この不安や警戒感を軽くする方法が”笑顔”と”気さくであるかどうか”になります。

笑顔な人と真顔な人、あなたはどちらに話しかけやすいでしょうか。
大半の人が笑顔で気さくな人と答えますよね。
だからこそ”笑顔で気さくに”という意識が大切になります。
自分が笑顔で気さくに話しかけられる人かどうかを確かめる方法としては、身近な友人や信頼できる同僚に聞いてみると良いです。
もしも、笑顔なイメージや気さくな感じがしないと答えられた場合は要注意です。

笑顔って意識すると難しいんだよな……
こんな方も多いはず。
笑顔も練習です。
練習方法
- 鏡の前で笑顔を作ります。自然でリラックスした笑顔を心掛けましょう。
- 楽しい思い出や愉快なことを思い出して笑顔を作ります。笑顔は感情を引き出すことができるので、思い出を思い浮かべると自然な笑顔ができます。
- 毎日少しずつ笑顔の練習をすることで、顔の筋肉を鍛えることができます。
- 友達や家族と一緒に笑って過ごすことも笑顔の練習になります。笑顔は伝染するので、周りの人たちも笑顔になることで楽しい時間を過ごせます。
- リラックスして自然な笑顔を作る
- 目を合わせて笑顔を送る
- 自然なジョークや軽い話題で雰囲気を和ませる
- スマートフォンや他のデバイスに集中せず、相手に対して全ての注意を向ける

会えて嬉しいと思われる人になる

あなたに会えて嬉しいと思わせることが出来る人になると、人間関係は良くなります。
会えて嬉しい人には何度でも会いたくなりますよね。

「会えて嬉しいとまではいかなくても、人間関係は悪くならないからいいんじゃないの?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
会えて嬉しくない=会えてもなんでもない=時間のムダ=会わない方がいい…
というように頭の中で無意識に変換されているんです。これはハッキリとした思考で表れるのではなく、無意識に近い形でなんとなく感じてしまうことです。

心当たりが……
「たくさん笑えた」「感動した」「心が動かされた」というハイレベルなものでなくても、ちょっと意識を変えて行動することで、また会いたいなと思ってもらえることは可能です。
そんな人の特徴をいくつかご紹介します。
会えると嬉しい人の特徴
- 笑顔が素敵で明るい
- 聴き上手で思いやりがある
- 素直で誠実な態度を持っている
- ユーモアセンスがあり、楽しい雰囲気を作る
- 励ましやサポートをしてくれる
- 頼りになる
- 知識や情報を共有してくれる
- 協力的でチームプレイヤーの精神を持っている
- 心配りができる
意識して行動するしないでは、あなたの印象は大きく変わります。
なにより、意識するからこそ、段々と技術が身についていくのです。
それは、出来ている人が意外と少ないからです。
積極的に取り入れて、相手にまた会いたいと思われるあなたになってください。
人間関係は今よりずっと良くなると同時に人間関係も深まりやすくなります。
自分の考えを押し付けない

人は自分が認められることに喜びや快感を覚える性質があるため、自分の意見を聞いてくれたり話を聞いてくれる人を好みます。
そのため、自分の話や思いばかりを押し付けてくる人を嫌いになったり、自分の考えを押し付けてくる人に抵抗を感じてしまうんです。

30代になると、社会経験を積み、社内やプライベートでも一定の責任を持つことが多くなるため、無意識に自分の意見を相手に強く押し付けてしまいがちです。
よくある話が…「ただ話を聞いてほしかったのに…」というケースです。

話しを聞いてほしいのに、一方的に話しをされると、二度と会いたくなくなってしまいますよね。
人間関係をより良くしたいと考えているのであれば、徹底的にまずは相手の話しを聞いて相手の思いを知ること(理解)に徹しましょう。

そんなことしたら自分の思いや考えはいつ伝えるんだよ…
と思う方もいるかもしれませんが、そんな心配はいりません。
返報性の原理
人には返報性の原理というものがあり、「相手にされたことを自分も返さなければならない」と感じる性質があります。

相手の話しを親身に聞こうとすればするほど、相手もあなたの話しを親身になって聞きたいと思ってくれます。
まずは相手を受け入れ、その後にしっかりと自分自身も受け入れてもらいましょう。
自分の考えを押し付けないようにするために、まずは聴くに徹して相手のことを理解するように努めることが大切です。
相手を尊重する気持ちを大切にする

『相手を尊重する気持ち』これが、相手に伝わると人間関係はかなり良くなります。
相手を尊重できるということを繰り返すと、相手もあなたを尊重してくれるようになるからです。
自分が何を言っても軽々しく返答されたり、自分の思いを汲み取ってくれない人とは一緒にいてストレスが溜まりますよね。
相手も同じです。返報性の原理のように相手にしたことは、あなたにも返ってきます。
とはいえ、相手を尊重する気持ちというのはなかなか示しにくいものです。
どんなに意識したとしても、相手に伝わらなければ意味がありません。
コツをご紹介します。
尊重していることを相手に伝えるコツ
- 真剣に相手の話を聞くこと:相手の意見や感情に対して真剣に耳を傾け、理解しようとする姿勢を示します。
- 言葉遣いに気をつけること:相手に対して丁寧で敬意を示す言葉遣いを心掛けます。
- 相手の意見を尊重すること:相手の意見や考え方を軽視せず、尊重する姿勢を持ちます。
- 非言語コミュニケーションを意識すること:相手に対して適切な目線や表情を保ち、相手の感情に寄り添うことが大切です。
- 批判的な態度を避けること:相手の考え方や意見に対して否定的な態度を取らず、対話を通じて建設的な意見交換を目指します。

わかるような……わからないような……
ポイントは相手の感情に着目することです。
感情に着目した会話
人は何かを選んだり、判断したりする際に論理的に考える部分と感情で判断する両方の思考を持っています。
論理的な部分だけで話すと表面的な会話になりがちですが、感情の部分を意識して会話を引き出すことで深い内容になり、相手は尊重されていると感じます。
例えば……
Aさん: 今日は忙しい日になりそうですね。
Bさん: そうですね。スケジュールの把握はできていますか?
Aさん: はい、大丈夫だと思います。
Bさん: ミスのないようにお願いします。
これに対して、感情に着目した場合……
Aさん: 今日は忙しい日になりそうですね。
Bさん: そうですね。緊張しますか?
Aさん: そうですね。初めてですし、不安のほうが強いですね。
Bさん: できるかぎりサポートしますし、フォローが必要な時は言ってくださいね。
このような感じです。
はじめは戸惑うことも多いかもしれません。
会話をする際に、表面的な言葉や論理的な内容だけでなく、感情についても意識してみてください。
互いに尊重し合える人は、あなたの人生の心強い味方であり、かけがえのない存在となってくれます。
コミュニケーションに関しては、こちらの記事でも解説していますので興味のある方は是非ご覧ください。
まとめ
30代で築く人間関係は、この先の人生を大きく左右します。
年を重ねれば重ねるほど自分の思考やライフスタイルが確立されて新たな出会いや人間関係が構築されにくくなってしまうからです。
良い人間関係をつくるために自分自身が感情を意識した関わりや、あなた自身相手に与える影響を考えて行動することが重要なんです。
より良い人間関係を作るコツは…
- 気持ちをオープンにして話す
- 笑顔で気さくにを意識する
- 会えて嬉しいと思われる人になる
- 自分の考えを押し付けない
- 相手を尊重する気持ちを大切にする
相手を変えることは難しいものですが、自分自身を変えることはすぐに出来ます。
30代になれば、人から指摘されたり正しい方法を伝えてもらえる機会は減少しますよ。
だからこそ、あなた自身が自分を常に振り返り、意識して行動することが大切です。
この記事を読んで改めて気付いたことなどがあればぜひ実践してみてください。
人はあなたの貴重な財産です。良い人間関係を築き、あなたがより良い人生を送ることを願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
sabukurocha(サブクロチャー)