
「最近、仕事と家庭の両立でいっぱいいっぱい…自分の時間が全然ないな。何か新しい趣味を始めたいけど、今さらスポーツって無理かな?家族の時間も大切にしたいし…」
30代・40代になると、仕事や家庭の責任が増え、自分のための時間を確保するのが難しくなります。
でも、だからこそ心身のリフレッシュできる趣味が必要なんです。
実は、テニスは忙しい大人の生活にピッタリのスポーツです。
それは……
- 週末だけの活動でも十分楽しめて、適度な運動量で健康維持にも効果的。
- さらに家族と一緒に楽しむこともできる。
- テニスを始めることで、リフレッシュした気持ちで仕事や家庭に向き合えるようになる。
この記事では、テニスを始めるための基礎知識から、必要な費用、家族の理解を得る方法、そして実際に30代から始めた人の成功体験までを詳しく解説します。
「仕事も家庭も大切にしながら、自分の時間も充実させたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- テニスは30代からでも始めやすく、短期間で上達を実感できるスポーツである
- 運動効果だけでなく、メンタルヘルスや人間関係構築にも大きな効果がある
- 年齢に関係なく上達が可能で、生涯にわたって楽しめるスポーツである
- 適切な予防策を講じれば、怪我のリスクを最小限に抑えることができる
- 家族サービスとの両立も、計画的な時間管理によって十分可能である
30代からテニスを始めるメリットと魅力

仕事と家庭の疲れをリセットする効果
- テニスは仕事や家庭で溜まったストレスを発散する絶好の方法です。
- 体重60kgの方が、2時間テニスをした際の消費カロリーは約920カロリーと言われています。
- 有酸素運動なので気分を高揚させるホルモンであるエンドルフィンの分泌を促進します。

私は、週末テニスを始めてから月曜日の朝がスッキリした気がします!
年齢を問わず長く続けられるスポーツとしての特徴
テニスは10代から80代まで幅広い年齢層が楽しめることも魅力です。
プレースタイルや強度を調整できるため、年齢や体力に合わせた楽しみ方ができます。
2020年に公益財団法人 日本テニス協会が発表したデータによると、日本のテニス人口は、約343万人。
男女別テニス人口における年代割合(2016)は以下の通り
性別 20代 30代 40代 50代 60代 70代 男性 31.1% 17.7% 21.7% 12.7% 9.8% 7.0% 女性 25.2% 19.9% 26.8% 12.2% 10.4% 5.6%
ダブルスなら走行距離を抑えつつ戦略的な面白さを味わえるため、体力の衰えを感じ始めた年代でも十分楽しめます。

生涯スポーツとしての側面が強く、何十年も続けられるスポーツなのです。
初心者から始めて楽しさを実感できる期間

「でも、テニスって難しそうだよな……。」
- 経験者の方ならまだしも、これからテニスを始める人にとって、テニスって難しいイメージがあると思うのです。
こんな記事がありました。
- 毎日練習すれば1〜3年でかなりの技術向上が見込める
- 週1〜2日の練習ペースだと、初心者から始めた場合、試合に出れるレベルまでに1年、試合で勝てるようになるのに2〜3年以上かかることもある
たしかに、ラリーができるようになるまで上達するにはある程度の期間が必要な印象があります。

しかし、上達を感じながら続けていくことも楽しさであるのです。
モチベーションを維持するためにするべきことについても後述しているので最後まで見てみてくださいね。
テニスを始める前に知っておきたい基礎知識

テニスの種類と選び方(硬式・軟式)
テニスには主に硬式と軟式の2種類あります。

選び方のポイントは、自分の目的や体力に合わせること。
体力に自信がある方は硬式、手軽に楽しみたい方は軟式が向いています。
まずは各種類の体験レッスンを受けてみるのが最適な選択方法です。
「硬式」

は国際大会で採用される一般的な種類で、重いボールを使用し力強いプレーが特徴です。
初心者なら最初は「硬式テニス」がおすすめです。
理由は教室やコーチが多く、上達しやすい環境が整っているからです。
軟式

軟式テニスは、日本独自の発展を遂げた種類で、軽いボールを使うため初心者でも扱いやすいのが魅力。
学校教育で普及している種類でもあります。
必要な道具と初期投資の目安

テニスを始めるために最低限必要な道具は、ラケット、シューズ、ウェアの3点セットです。
ただし、予算や目的によって投資額は大きく変わります。
テニスを始める際の費用を詳しく紹介します。
初期投資の目安は以下の通りです。
アイテム | エントリーモデル | 中級〜上級モデル |
---|---|---|
ラケット | 8,000〜15,000円 | 20,000〜30,000円 |
シューズ | 5,000〜8,000円 | 10,000円以上 |
ウェア | 3,000〜5,000円 | 高級品はそれ以上 |
その他小物 | ボール(2,000円)、グリップテープ(1,000円)など | – |
合計 | 約15,000〜20,000円 | 50,000円以上 |

私は、リサイクルショップでラケットを購入しました。
コスト削減のポイント
- 最初はラケットだけ自分に合ったものを選び、シューズやウェアは手頃なものから始める
- テニス専門店で試打ラケットを借りて、購入前に使用感を確かめる
- 中古ラケットの活用(良品が半額程度で入手可能)
- オフシーズンのセールやアウトレットの活用、レンタルサービスの利用
初心者におすすめのラケット選び
初心者の方もラケットにはこだわってほしい部分があります。
「なんでもいいや」と適当に選んでいるとテニスを楽しめなくなる可能性もあります。

ラケットってどんな基準で選んだら良いかな?
初心者の方におすすめするラケットはポイントが2つあります!
それは……
フェイスサイズと重さです。
フェイスサイズとは……
テニスラケットのフェイスサイズとは、ラケットの打球面の大きさを指し、スクエアインチ(平方インチ)で表されます。
フェイスサイズが大きいほど打球面積が広がり、スイートスポット(最も効率よく打球できる部分)も大きくなるため、ミスが少なくなる傾向があります。
一方で小さいフェイスサイズは操作性に優れ、ボールコントロールの精度が高まります。
上級者は小さめ、初心者やシニアは大きめを選ぶ傾向があります。
テニスラケットのフェイスサイズは……
分類 | サイズ | 適合プレーヤー |
---|---|---|
MID | 90〜95インチ | 上級者向け |
MIDPLUS | 95〜103インチ | 中級者向け |
OVERSIZE | 103インチ以上 | 初心者・シニア向け |
初心者の方にはフェイスサイズが大きい(100〜110平方インチ)モデルがおススメです。
重さ
テニスラケットの重さは主に「フレーム重量」で表され、一般的に240g〜340gの範囲にあります。
軽いラケットは振りやすく長時間プレーしても疲れにくい特徴がありますが、パワーや安定性ではやや劣ります。
一方、重いラケットはパワーと安定性に優れていますが、取り回しが難しく疲労しやすくなります。
スイングが安定しない

50gから100gでそんなに変わる?
と、思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際に持ってみるとその違いに驚くはずです。
最終的に、初期投資を抑えつつも、特にラケットには妥協せず、他のアイテムは徐々にグレードアップしていく戦略が効果的です。無理なく続けられる環境作りが大切です。
テニス専門店の実店舗では試打ラケットの貸出しサービスもあるので、購入前に使用感を確かめられます。
家族の理解を得るための説得術

家族との時間とテニスを両立させる具体的な方法

家族の時間を削るのはちょっと……
家族との時間とテニスを両立させるには、「決まった曜日・時間にテニスをする」がオススメ。
その理由は以下の通りです。
- 家族が予定を立てやすい – 「毎週土曜午前はテニスの時間」と共有できる
- 習慣化しやすい – 定期的な予定は生活リズムの一部になる
- 家族との時間も確保しやすい – テニス以外の時間を家族と過ごせる
- 予定の衝突が減る – 突発的な予定変更による家族との摩擦を防げる

子供の成長に伴い柔軟にスケジュールを作るのが良いかもしれませんね。
健康投資としての説明ポイント

テニスって運動になるよね?
- テニスは有酸素運動と無酸素運動の両方の要素を含み、1時間のプレーで約400〜600カロリーを消費します。
- ストレス解消効果も高く、家庭内でのイライラ防止にもつながります。

運動不足に悩む方にはピッタリです!
家族も一緒に楽しめるテニスの提案方法
- 家族全員でテニスを楽しむ提案は、反対を協力に変える最善の戦略かもしれません。
- 子どもが小さい場合は、テニスボールを使った簡単なゲームから始めるのも効果的。

テニスコートを借りて出かけてみるだけでも一つの家族イベントになりますね。
テニスを始める具体的な手順

近所のテニスコート・スクールの探し方
テニスを始めるなら、まずは自宅や職場から通いやすい場所を探すことが継続の鍵です。
最も効率的な探し方は、「テニスコート 〇〇市」などと地域名を入れて検索することです。
多くの公営コートは予約システムをオンライン化しており、空き状況が簡単に確認できます。
また、テニススクールを探す場合は、体験レッスンの有無やレッスン時間帯をチェックしましょう。
自治体のスポーツセンターや地域のテニス協会のウェブサイトも情報源として活用でき、初心者向けの教室情報が掲載されていることが多いです。

まずは3〜5か所をリストアップし、実際に足を運んで雰囲気を確かめることをおすすめします。
テニスを続けるための工夫とモチベーション維持法

無理なく続けられる頻度とスケジュール管理
テニスを長く続けるコツは、無理のないペース設定です。
忙しい30代40代なら週に1回から2回くらいでしょう。
仕事や家庭との両立が可能でありながら、技術の定着に十分な頻度だと思います。
仲間づくりの方法と地域のコミュニティの見つけ方
テニスを継続するための大きな要素として「仲間の存在」があります。
仲間を見つける方法は主に3つあります。
- 「テニススクールの同じクラスの人に声をかける」
- 「SNSのテニスコミュニティに参加する」
- 「テニスマッチングアプリを活用する」
「テニススクールの同じクラスの人に声をかける」
特に初心者クラスでは同じレベルの人が集まるため、打ち合わせがしやすいです。
「SNSのテニスコミュニティに参加する」
FacebookやInstagramには地域別のテニスグループが多数存在します。
「テニスマッチングアプリを活用する」
「テニスベア」や「ローカルマッチ」などのアプリを使えば、同じレベルの相手と簡単に試合の約束ができます。
テニスに関するよくある質問

「運動音痴でも始められる?」
テニスは基本動作を段階的に学べるスポーツです。
初心者向けのレッスンやクラスが豊富です。

「でも運動が苦手な私でも本当にできるの?」
と思うかもしれません。
実際にレッスンに参加すると「運動自体が初めて」という方も少なくないです。
運動が苦手な方は積極的にレッスンやクラスに参加することが望ましいと思います。
「怪我のリスクと予防法は?」
「テニス肘って本当に痛いんでしょうか?」という心配もあるでしょう。
問題は主に「準備運動不足」「不適切な用具選び」「急激な運動強度の上昇」の3点です。
解決策として、
- 15分以上の入念なウォームアップ
- 足にフィットするテニスシューズの選択
- 正しいフォームの習得
- 無理のないプレー時間の設定
- 定期的なコンディショニングエクササイズ
が効果的です。
テニスコーチの話では「怪我の9割は予防できるんですよ。特に初心者は正しいフォームを身につけることが何より大切です」とのこと。
適切な予防策を講じれば、テニスは30代以降も安全に楽しめるスポーツなのです。
まとめ

テニスで充実した自分時間を手に入れよう
本記事では、30代から始めるテニスの魅力と、そのスタート方法について詳しく解説しました。
テニスは単なる運動不足解消だけでなく、メンタルヘルスの改善、新しい人間関係の構築、そして自分時間の確保など、30代の生活に様々なメリットをもたらします。
初心者でも、運動音痴を自認する方でも、適切な準備と継続によって確実に上達し、生涯スポーツとして楽しむことができます。